※本記事は2025年8月現在の情報です。
阪急阪神グループの共通ポイント「Sポイント」では、Pontaポイントとの相互交換サービスが提供されています。レートは等価(1pt→1pt)です。
これにより、Sポイントをローソンのお試し引換券やJALマイルへの交換に利用したり、Pontaポイントを宝塚歌劇のチケットに交換したりできます。
中には、関西電力のはぴeポイントを活用しているガチ勢の方もいます。関西電力の電力・ガス契約か、はぴe VISAカードの契約が必要ですが、PontaポイントをSポイント・はぴeポイント経由でVポイントやWESTERポイントに交換できます。
ただ、ちょっとややこしい点もあるので、本記事で少し解説しておきます。
なお、ポイント交換の概要は下記リンクに掲載されている通りですので、本記事を読む前にこちらをご覧ください。
参考リンク
Pontaポイント→Sポイント【Ponta Web】
https://point.recruit.co.jp/pontaweb/excpoint/pontaspoint/Sポイント→Pontaポイント【Ponta Web】
https://point.recruit.co.jp/pontaweb/excpoint/spointponta/開始時のニュースリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000705.000004376.html
Ponta相互交換の対象カード
Pontaポイント⇔Sポイントの相互交換の対象カードは以下の通りです。以下のカードを持っていないとPontaポイントとの相互交換は利用できません。
ちなみに、共通点はH2Oグループ(百貨店と食品スーパー)絡みであることです。
阪急百貨店・阪神百貨店各店ポイントカード
イズミヤポイントカード「ヒナタス」
阪急オアシスメンバーズカード「クラブ・エフ」
関西スーパーおさいふカード
ペルソナSTACIAカード
阪急阪神お得意様カードPREMIUM【外商顧客専用】
対象カードであれば、Sポイントメンバーサイトの「ポイント交換/提携ポイント交換コース」に「Pontaポイントに交換」が表示されます。
https://member.s-pt.jp/login
Pontaポイント⇔Sポイントの相互交換には必須ですので、お持ちでない方は、まずは上記のカードのうち1つを入手してください。
おすすめは、百貨店のポイントカードです。デパ地下の食品レジや阪神梅田本店のスナックパークでも無料で発行できます。スーパーのポイントカードは発行手数料200円がかかりますが、キャンペーン実施時は無料になる場合があります。
上記にないのは、「OSAMPOカード」「阪急阪神おでかけカード」「S STACIA」などですね。これらの対象外カードのみではPontaポイントの相互交換は利用できません。
ただ、ここで覚えておいていただきたいのが、これはあくまでも「上記の対象カードでポイント交換の手続きをする必要がある」というのに過ぎないことです。
特に「S STACIA」「エメラルドSTACIA」などのSTACIAを既にお持ちの方は、STACIAのポイントでPontaポイント⇔Sポイントの相互交換を利用すること自体は容易です。
「ポイントおまとめサービス」とは何か
ここで、STACIA会員の特権である「ポイントおまとめサービス」について触れておきます。
「ポイントおまとめサービス」は、ポイントカード・アプリに貯まったSポイントをSTACIAカードのポイント口座にまとめることのできるサービスです。カードの紐づけの手続きは、Sポイントメンバーサイトから可能です。
https://stacia.jp/point/save/omatome/
おまとめサービスで知っておきたいポイントを以下にまとめます。
紐づけすると、ポイントカード・アプリのポイントは全てSTACIAカードに移ります。
紐づけを解除したとしても、これまでに貯まったポイントはSTACIAに残り、ポイントカード・アプリは0ptからのスタートとなります。
紐づけたポイントカード・アプリはこれまで通り使えます。
ポイント数はSTACIAなどと共通になります。
「ポイントおまとめサービス」を利用しても、SポイントメンバーサイトのID(アカウント)は無効になりません。
感覚的には、「おまとめサービス」によってポイント残高だけが共通になって、それ以外の部分はそのまま、という表現になるでしょうか。
最後が一番大事でして、例えば、S STACIAと阪急阪神百貨店のポイントカードを「おまとめサービス」で紐づけても、阪急阪神百貨店のポイントカードのIDでSポイントメンバーサイトにログインすることが可能です。また、そのIDを使うことで、Pontaポイントに交換することもできます。
以下の図にもまとめていますので、理解の参考になさってください。

対象外カード(S STACIAなど)のSポイントをPontaに移行する方法
STACIA会員が、Ponta移行対象外カードのSポイントをPontaポイントに移行する方法を以下に整理します。
Pontaポイント交換対象のSポイントカードを入手し、初回登録を済ませて、ポイントを利用できる状態にする
※初回登録はカード裏面のQRコード(または発行会社のWebサイト)から行ってください。入手したSポイントカードについて、Sポイントメンバーサイトに登録してアカウントを(STACIAとは別に)新規作成する
※Sポイントメンバーサイトのアカウントはカードごとに作成できます。Sポイントメンバーサイト上で「ポイントおまとめサービス」を利用して、入手したポイントカードとSTACIAを紐づける
※この時点でポイントはSTACIAなどと共通になりますが、Sポイントカードのアカウントは無効になりません入手したSポイントカードのIDでSポイントメンバーサイトにログインして、「ポイント交換/提携ポイント交換コース」から「Pontaポイントへの交換」を選択して、手続きを完了させる
その他
PontaポイントからSポイントに交換する場合は、以下のサイトから、相互交換対象カードの会員番号を入力すれば交換されます。もちろん「ポイントおまとめサービス」を利用していれば、移行したポイントをSTACIAなどを通じて使うこともできます。
https://point.recruit.co.jp/pontaweb/excpoint/pontaspoint/Sポイント⇔Pontaポイントの交換にSTACIAは必要ありません。
単にPontaポイント⇔Sポイント(⇔はぴeポイント)のルートを使いたいだけの場合は、STACIAではなく、先述の相互交換対象カードを入手してください。ペルソナSTACIAカードも相互交換の対象ですが、年会費がかかることに留意してください。Sポイント⇔Pontaポイントの交換は、公称では3日程度で完了します。実際には1~2日後に完了する場合もあります。
更新履歴
※修正の全てが記載されるとは限りません。特に、軽微な修正は随時行っています。
2025年8月16日:公開